四川省アバ・チベット族チャン族自治州文化スポーツ・観光局の企画で、同州で活躍するチベット仏画のタンカ絵師約40人が約1年かけて完成させた世界で唯一となるパンダを描いた巨大タンカ「パンダ百図タンカ長巻」が10月11日、四川省図書館で初公開された。各地から鑑賞に訪れた来場者は、「パンダの故郷のアバ」で催されたヴィジュアル・アートの盛典を楽しんだ。中国新聞網が伝えた。
「パンダ百図タンカ長巻」は、中国の宝であるパンダをテーマとし、アバ州の自然・人文・風情をベースに描き上げられた。作品の横幅全長は172メートル、高さ2.6メートル、絵画部分は長さ142メートル、高さ1.6メートルとなっており、作品に描かれた計600数頭のパンダは、2019年12月時点における全世界の飼育パンダの総数となっている。同作品は、現時点で、中国ひいては世界で、最大規模で長さが最長、内容が最も豊かな、パンダをテーマとして描かれたタンカの大作となっている。(編集KM)
「人民網日本語版」2020年10月12日