【人民網時評】再び注目浴びる「流動する中国」

人民網日本語版 2020年10月10日13:44

国慶節(建国記念日、10月1日)と中秋節(旧暦8月15日)が重なって8連休となった国慶節連休期間中、国内消費が力強く回復し、「ナイトタイムエコノミー」や「おうち経済」が新たな注目ポイントとなった。

データには最も説得力がある。文化・観光部(省)データセンターの試算によると、8連休期間中、国内観光収入は4665億6千万元(1元は約15.8円)に達し、比較可能な前年同期比で69.9%回復した。また、中国銀聯の発表によると、大型連休前7日間の銀聯オンライン取引額は2兆1600億元に達した。このように、観光業を含む各業界の回復が加速し、経済発展の促進に自信を注ぎ込んだ。

現在、新型コロナウイルス感染症は依然として世界で拡大しており、世界経済は今もなお低迷している。感染症の試練に耐えた後、次第に活力を取り戻しつつある中国は、この大型連休にこれほど見事な成果をあげたことで、中国の回復の見通しと発展のポテンシャルを世界に示した。これについて外国メディアは、「中国の経済回復は世界の成功事例だ」と称賛している。感染症をしっかりと抑制し、経済をしっかりと回復させ、人心をしっかりと安定させたことは、中国が行動によって成し遂げた大きな成果だ。

当然ながら、こうした成果は中国が全力を尽くして感染症をしっかりと抑制したことと不可分であり、感染症予防・抑制が常態化する中で社会・経済が安定かつ秩序ある回復を実現する上での第一歩でもある。延べ6億人以上の人々が国内を移動した背景にあったのは、まさに中国全土における上から下までのたゆまぬ努力の結果だ。さらに時間軸を長く取って見てみれば、感染症との闘いから抑制まで、そして企業活動や操業、市場活動をいち早く再開させたことから、消費を回復させ、経済が次第に活気を取り戻すまで、国の政策保障と人々の広範な参加がなければ実現は難しかった。再び多くの人が移動を始めた中国の活気は、中国が感染症予防・抑制と経済社会発展を統一的に計画する能力を体現したものであると同時に、次の一歩として自身がより良く発展し、世界経済が回復するためにも、経験を積み、チャンスを切り開いたと言えるだろう。

連休期間中、非常に意義深いデータがあった。ある電子商取引プラットフォームで、マスクの延べ検索者数が昨年同期と比べて271%増え、取引額が585%増えたというデータだ。これはある意味において、人々が旅行の際にも感染予防を忘れず、各地が予防・抑制を緩めなかったことを示している。(編集AK)

「人民網日本語版」2020年10月10日

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