世界の貧困削減への中国の寄与率は70%以上

人民網日本語版 2020年10月20日13:15
世界の貧困削減への中国の寄与率は70%以上

外交部(外務省)の趙立堅報道官は19日の定例記者会見で「改革開放後の40年余りで、中国は7億5000万人が貧困から脱却し、世界の貧困削減への寄与率は70%以上に達した。中国は自国の貧困削減プロセスを推し進めると同時に、できる限りの範囲で数多くの発展途上国を常に支援してきた」と述べた。

趙報道官は「中国の貧困脱却の難関攻略は、世界にとって積極的な意義が大きく2つある。第1に、中国は世界の貧困削減プロセスの加速に貢献した。貧困根絶は人類が共通して抱える試練であり、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の最重要目標でもある。最大の発展途上国として、中国は常に貧困脱却の難関攻略を国政運営の際立った位置に据えている。改革開放後の40年余りで、中国は7億5000万人が貧困から脱却し、世界の貧困削減への寄与率は70%以上に達した。世界銀行の統計によると、中国では8億人が貧困から脱却した。今年は中国にとって小康社会(ややゆとりのある社会)の全面的完成の最終段階の年であり、貧困脱却の難関攻略の最後の勝負をつける年でもある。中国は今年、現行基準下で農村の貧困人口全体の貧困脱却を実現する。これは貧困削減に関係する持続可能な開発目標を10年前倒しで達成するものであり、世界規模の貧困根絶、平和的発展の実現への歴史的貢献となる。中国側は最近『絶対的貧困の根絶における中国の実践』報告を公表し、各領域の貧困削減の経験と実践を国際社会と全面的に分かち合った。第2に、中国は世界の貧困削減事業を支援してきた。中国は自国の貧困削減プロセスを推し進めると同時に、できる限りの範囲で数多くの発展途上国を常に支援してきた。中国は中国・国連平和と発展基金及び南南協力援助基金を創設するとともに、東アジア貧困削減協力イニシアティブ、中国アフリカ貧困削減・福祉協力計画の枠組みで協力事業を着実に進めてきた。中国の援助でアフリカに農業技術モデルセンターが24か所設立され、現地の民衆50万人以上に恩恵をもたらしてきた。中国は『一帯一路』共同建設と『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の連携を深め続けてもいる。世界銀行の報告によると、『一帯一路』共同建設は760万人の極度の貧困からの脱却、3200万人の中度の貧困からの脱却の助けとなる見通しだ。中国は多者間、二者間のルートを通じて発展途上国の能力開発を支援し、貧困削減の国際協力に助力してもいる」と述べた。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年10月20日

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