浙江省が「代理出展」の新展示会モデル 輸出商品交易会が大阪で開催

人民網日本語版 2020年12月16日16:52

2020年浙江省国際貿易(大阪)展示会並びに第13回浙江省輸出商品(大阪)交易会が今月15日に日本の大阪で開幕した。世界では新型コロナウイルス感染症対策で厳しい状況が続く中、浙江省は人とモノの流れが制約されるなどの困難を克服し、デジタル経済の新たな優位性を十分に発揮し、「オフラインの実際の展示+オンラインのリアルタイム商談」という形式を採用し、こうした実際の展示部分を委託する新たな展示会モデル「代理出展」を打ち出した。中国新聞網が伝えた。

展示会会場では、オフラインで出展する場合に必要な各種要素をそろえた上に、出展企業が海外で出展することによる制限を効果的にカバーした。同時に、会場にいるバイヤーの「自分の目で見たい」、「触ってみたい」、「しっかり交渉したい」というニーズにも応えた。

浙江省商務庁は日本のバイヤーのために省内の優れた企業77社を選び抜き、計100のブースを設置して製品を展示し、展示品には生活雑貨、アウトドア・レジャー用品、ファッションなどがある。開幕に先だって予約登録をしたバイヤーは1500人を超え、調達意向の金額は1千万ドル(約10億3460万円)を超えた。

浙江省は今年4月、感染症と戦うため、全国に先駆けて「一国一品一展示」のネット交易会を打ち出し、インターネットの優位性を利用し、正確なマッチングモデルを採用して、展示会をクラウド空間へと移動させた。

同庁の韓傑副庁長(一級巡視員)は、「今年9月、浙江省商務庁は世界の感染症の拡大状況を総合的に検討して、12月にベトナム、日本、ミャンマーの3ヶ国でそれぞれオンラインとオフラインが融合した『代理出展』という新たな展示会モデルを打ち出すことを決定した。地域的な包括的経済連携(RCEP)協定に関わる市場への展開を前倒しで進め、地域間の経済貿易交流を引き続き強化し、実務協力を展開すると同時に、浙江省の対外貿易企業による海外市場開拓に向けて重要な経済プラットフォームを最大限構築することが狙いだ」と述べた。

浙江省は経済、文化、社会などさまざまな分野で日本と踏み込んだ交流・協力を続けている。データをみると、2020年1-10月には、浙江省と日本との輸出入貿易額は1331億元(約2兆1063億円)に達した。(編集KS)

「人民網日本語版」2020年12月16日

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