17日午前1時59分、月の試料が入った探査機「嫦娥5号」の帰還モジュールが、内蒙古(内モンゴル)自治区の着地予定地点に着陸し、「嫦娥5号」は無事任務を完了した。その他、その様子を映したライブ配信では、回収するスタッフがモジュールを毛布で包むという、すこしほっこりするシーンも見られた。
着陸した時は夜中で、帰還モジュールを保温し、残っている燃料が凍結して後処理の難度が高くなることがないようにと、回收スタッフが分厚い「服」を2枚被せた上で、その上から迷彩柄のカバーをかぶせてた。
中国航天科技集団によると、モジュールにたくさん貼られていたのは使い捨てカイロ。中継の説明によると、その内部には推進剤が残っており、凍結してしまうと取り出しが困難になるため、保温するためにカイロを貼ったという。先端の設備でも、それを保温するのには最も庶民的な方法が用いられている。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年12月18日