北京市と河北省雄安新区を結ぶ京雄城際(都市間)鉄道がこのほど、全線でダイアグラム通りのテスト走行の最終段階に入った。京雄都市間鉄道は今年年末までに全線が開通する見通しとなっている。
京雄都市間鉄道は北京西駅から李営駅までの区間は既存の京九鉄道を利用し、そこからは新たに建設された高速鉄道線路で北京市の大興区と河北省の廊坊市、霸州市を経由して雄安新区に至る。新たに建設された線路は全長92.03キロメートルで、北京大興、大興空港、固安東、霸州北、雄安の5駅が設けられている。
雄安高速列車運用所は雄安駅近くにあり、建築面積は5万8500平方メートル。主に京雄都市間鉄道用車両の検査やテスト、修理・メンテナンスなどを行っており、「高速鉄道車両の健康診断センター」と呼ばれている。京雄都市間鉄道の重要な構成部分であり、現在すでに稼働している。京雄都市間鉄道は2区間に分けて建設・運営が行われる。そのうち北京西駅-大興空港区間は設計時速が250キロメートルで、2019年9月にすでに開通し、営業運転が始まっている。大興空港-雄安区間は時速350キロメートルで、開通までカウントダウン段階に入っている。京雄都市間鉄道が完成すると、雄安新区は北京市や天津市、石家荘市など京津冀(北京市・天津市・河北省)の主要都市と直接つながり、雄安新区と北京・天津は30分交通圏、石家荘とは1時間交通圏が実現することになる。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年12月24日