中国EU投資協定は双方にも世界にもプラス

人民網日本語版 2020年12月31日14:51

習近平国家主席は30日夜、メルケル独首相、マクロン仏大統領、ミシェル欧州理事会議長(EU大統領)、フォンデアライエン欧州委員長とオンラインで会談した。中国とEUの首脳は中国EU投資協定交渉の期日通りの妥結を共同発表した。世界の最も主要な先進エコノミーと世界最大の発展途上エコノミーがバランスの取れた、高水準で互恵・ウィンウィンの投資協定に合意したことで、高水準の対外開放の推進という中国側の決意と自信が示された。これは中国とEUの相互投資のためにより広い市場参入の余地、より高水準のビジネス環境、より力強い制度的保障、より明るい協力の展望を提供し、ポストコロナ時代の世界経済の回復も力強く牽引し、経済のグローバル化と自由貿易への国際社会の自信を強め、開放型世界経済の構築に二大市場として重要な貢献を果たすものとなる。人民日報が伝えた。

中国EU投資協定交渉は2013年末に始まり、7年間で正式交渉を35回行った。中国側は一貫してEU側との交渉を非常に重視してきた。習主席は中国国際輸入博覧会開幕式やG20サミットといった重要な場で交渉加速の必要性を繰り返し強調するとともに、EU及びその加盟国の首脳と交渉について踏み込んだ意見交換を重ねた。中国とEUの首脳は常に中国EU関係の長期的発展に着眼し、交渉を重視し続けて、交渉妥結を根本から保証した。

中国EU投資協定は中国にとってプラスだ。中国側にとって交渉の加速は、自国の安全・発展上の利益の確保を前提に、自らのペースで高水準の対外開放を主導的に推進する重大な措置の一つだった。交渉においては高水準の国際経済・貿易ルールを基準とし、主に制度的開放に着眼した。双方は交渉において、いずれも高水準の市場参入許可を約束し、均衡的・包括的な公正競争のルールを定めるとともに、初めて条文に持続可能な開発を盛り込んだ。すでに得られた高水準の交渉の成果は、中国にとって、より高水準の開放型経済新体制の構築を加速し、国内の大循環を主体とし、国内と国際的な2つの循環(「双循環」)が相互に促進する新発展構造の構築を推進し、法治化、国際化、円滑化されたビジネス環境を築き、海外からの質の高い導入と海外への高水準の進出を実現するうえでプラスとなる。

中国EU投資協定は中国とEUの双方にとってプラスだ。EUにとって中国は最大の貿易パートナーであり、中国にとってEUは第2の貿易パートナー、第3の投資元及び投資先だ。双方間の相互投資はほぼ同規模で、ストックは累計2000億ドル(1ドルは約103.1円)を超える。投資協力は長年にわたり双方に利益をもたらし続けており、さらなる投資協力の拡大への大きな潜在力がある。中国EU投資協定により、双方間で市場参入がさらに許可されるようになり、協定のもたらすより良い投資保障、より多くの投資機会によって、双方の企業が共に実り豊かな成果を得られるようになるだろう。中国EU間の商品・技術・サービス・資本・人の移動といった貿易・投資面の結びつきも一層円滑で強固なものになり、中国EU関係の長期的に安定した健全な発展に寄与するとみられる。

中国EU投資協定は世界にとってもプラスだ。経済のグローバル化が逆風に遭い、一国主義と保護主義が盛り返し、新型コロナウイルスのパンデミックが世界経済に深刻な打撃を与えるという厳しい情勢の下、世界の二大安定勢力及び主要エコノミーである中国とEUが投資協定交渉を妥結し、共同で多国間主義を維持し、ルールに基づく開放型世界経済を守るという積極的なメッセージを発したことは、世界経済の「ツインエンジン」としての役割をより良く果たし、世界経済にさらなる確定性と発展の原動力をもたらすうえでプラスだ。

中国とEUの交渉の成果は容易に得られたものではない。次の段階には、双方は条文の調整など後続作業をできるだけ早期に実施し、署名可能な法的文書をまとめ、それぞれの批准手続きを加速し、早期の署名・発効を目指し、双方の企業と人々に恩恵をもたらすべきだ。

中国の発展は世界と切り離せず、世界の繁栄も中国を必要としている。新たな出発点において、中国とEUの双方が向き合って進み、勢いに乗じてさらに上を目指し、双方の経済・貿易関係を新たな水準へと押し上げ、世界的協力の強大な力を結集し、協力・ウィンウィンの良き模範となり、手を携えて世界経済の回復と繁栄を促進することを期待する。(編集NA)

「人民網日本語版」2020年12月31日 

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