米疾病予防管理センター(CDC)によると、米国では現地時間2日までに、全人口の7.8%をカバーする3200万回分のワクチン接種が行われた。だが接種作業が進むにつれて、不公平な現象が露見することが増え始め、国民の不満を招いている。
管理がきちんと行われていないことなどが原因で、富裕者が本来の順番より早くワクチン接種を受ける事態が米国各地で生じている。USAトゥデイの1日付報道によると、最前線の医療従事者ではなく、優先的接種の年齢基準も満たしていない株主や役員に一部の病院がワクチンを提供していたことが明らかになった。また、ワクチン申請は口頭のみで書面による証明は不要なため、資格を偽って本来の順番より早く接種を受ける者さえいる。先日は52歳のフィットネス・インストラクターが「教師」としてワクチン接種を申請し、認められた。このインストラクターは接種後にSNSで自慢したため、人々から糾弾される結果となった。インストラクターの行為は確かに恥ずべきものだが、それ以上にワクチン接種の管理が非難されるべきだと世論は考えている。
根深い制度的差別もあり、ワクチン接種は白人に偏っている。CDCが1日に公表したデータでは、すでに接種されたワクチンうち60.4%が白人に接種されており、ヒスパニック系へは11.5%、アフリカ系へは5.4%となっている。この現象は特に低所得の非白人コミュニティーで突出している。例えばペンシルベニア州フィラデルフィアでは、全人口の44%を占めるアフリカ系住民に接種されたワクチンはわずか12%。フロリダ州マイアミ・デイド郡では、全人口の17%を占めるアフリカ系住民に接種されたワクチンは7%にすぎなかった。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年2月3日
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