福建省三明市沙県は「国民グルメ」といわれている「沙県シャオチー(軽食)」の発祥地。その「沙県シャオチー第一村」と言われている沙県夏茂鎮兪邦村は、1990年代初めに、地元住民が居住環境や経済環境を改善すべく、シャオチー店を県外にオープンし、経営を始めた。これが、「沙県シャオチー」が全国に広まるスタートとなった。今では、県外でシャオチー店を経営する住民は累計670人と、兪邦村の全人口の6割を占め、店のオーナーの世帯当たり平均年収は10万元(約170万円)を上回るまでとなった。沙県シャオチー店は、現在、世界62ヶ国・地域に分布しており、子会社は25社、チェーン店は約3500店、店舗総数は8万8千社にまで増加した。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月25日