清明節(先祖を祭る中国の伝統的な祭日、今年は4月4日)に合わせた3連休を目前に控え、各地の旅行市場も盛り上がりを見せている。人気観光地に向かう列車を見ると、春運(春節<旧正月、今年は2月12日>期間の帰省・Uターンラッシュに伴う特別輸送体制)の期間中よりも手に入りにくくなっているチケットもある。例えば、北京西駅から武漢駅までわずか4時間ほどで行くことができる高速列車のチケットは発売から5分もしないうちに瞬く間に売り切れとなった。また、北京西駅から鄭州東駅に向かう列車29本のチケットも売り切れとなっている。中国鉄路北京局集団公司によると、現在、人気となっているのは主に、天津-保定、北京‐上海、北京‐広州、北京‐哈爾浜(ハルビン)などを結ぶ列車だ。中央テレビニュースが報じた。

鉄道のほか、飛行機を利用する人の数も急増中だ。統計によると、北京首都国際空港で今月16日から20日の間に、離着陸した旅客機は5428便あり、合わせて延べ68万3000人が利用した。利用者数は前週同期比50.71%増となっている。
統計によると、5月1日のメーデーに合わせた5連休中の飛行機チケットの予約数もすでに2019年同期と比べて2倍となっている。清明節やメーデーの検索数が多い人気路線は、北京、上海、広州、深センなどから、西南エリアの成都、重慶に向かう路線で、前年同期比での増加幅が最大となっている。旅行先を見ると、雲南省に向かう路線の前年同期比での増加幅が最大となっている。 (編集KN)

「人民網日本語版」2021年3月23日
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