日本がこのほど、東京五輪で海外からの一般客の受け入れを見送ることを決めたことについて、中国における東京オリンピックのチケット公式販売事業者である「凱撒旅游」は22日、「組織委と積極的に連絡を取り、中国国内で販売済みのチケットについて、購入者に有利な払い戻し策を講じることができるよう取り組む」とした。新華社が報じた。
国際オリンピック委員会(IOC)と国際パラリンピック委員会(IPC)、東京五輪大会組織委員会、東京都、日本政府は20日夜、リモート5者協議を行い、新型コロナウイルスの感染状況が厳しく、日本への自由な入国を保証することは困難だとして、海外からの観客の受け入れを断念することで合意。組織委を通して海外で販売済みのチケットについては、「払い戻すことが決まった」とした。
22日のメディア向けの声明で、凱撒旅游は、「今回、五輪は未曾有の事態に直面している。組織委はまだ、各国のチケット公式販売事業者に払い戻しの詳細について明らかにしていない。当社は積極的に連絡を取り、中国国内の消費者の権利・利益を全力で守り、払い戻し手続きがスムーズにできるよう取り組む。また、五輪開催時には、各種専門団体がスムーズに計画を進めることができるよう、引き継き各種業務をきちんと行う」とした。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年3月24日