中華遺嘱庫(遺言データバンク)はこのほど、「2020年遺言データバンク白書」(以下、白書)を発表し、関連ビッグデータに対する分析結果を明らかにした。白書によると、遺言書に対する人々の意識の変化に伴い、遺言書はより多くの人に受け入れられるようになっているのと同時に、若いうちに遺言書を作成して各自の資産プランをしっかりと確立しようとする若者が増加の一途をたどっていることが明らかになった。遺言書を作成する「80後(1980年代生まれ)」や「90後(1990年代生まれ)」は、この4年間で約6倍増加した。大衆日報が伝えた。
遺言書を作成する「90後」や「00後」が増えていることが、社会の注目を集めている。その理由は、年齢的な問題だけではなく、若者が作成する遺言書が非常にバラエティに富んでいるという点にある。資産配分に関して「90後」が書いた内容をみると、「銀行預金」が81.61%、「不動産」が71.54%を、それぞれ占めた。「90後」は、他の年齢層と異なり、資産のなかに「バーチャル資産」を組み入れており、それが顕著な特徴となっている。支付宝(アリペイ)や微信(WeChat)、QQ、ゲームのアカウントなどのバーチャル資産は、「90後」が作成した遺言書に最も頻繁に登場する資産タイプで、証券基金がこれに続いた。(編集KM)
「人民網日本語版」2021年3月23日