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中日両国の研究者、高エネルギー宇宙線の起源の証拠を発見

人民網日本語版 2021年04月06日14:52

チベット羊八井ASγ実験表面配列 。画像は中国科学院高エネルギー物理研究所が提供

中国科学院高エネルギー物理研究所が2日に開いた記者会見で明らかになったところによると、中日両国の研究者は中国の西蔵(チベット)羊八井ASγ実験で、最大エネルギー957兆電子ボルトにのぼり、1ペタ電子ボルト(1京電子ボルト)に迫るという現時点で最大エネルギーの拡散ガンマ線を観測した。こうした超高エネルギーガンマ線の方向は既知の低エネルギーガンマ線を指しておらず、ディスク上に広がるように分布していた。科技日報が伝えた。

ペタ電子ボルト宇宙線加速器(ペバトロン)の銀河系における存在の証拠が見つかったのは世界初。研究成果は米国物理学会によって、高エネルギー宇宙線の「世紀の謎」の研究のマイルストーンと評価された。

1989年に始まったチベット中日協力ASγ実験は、標高4300メートルのチベット羊八井に位置し、中国科学院高エネルギー物理研究所、中国科学院国家天文台など中国側の12の協力機関及び日本の東京大学宇宙線研究所など日本側の16の協力機関が参加している。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年4月6日

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