青海省柴達木循環経済試験区冷湖工業パークが18日に明らかにしたところによると、冷湖天文観測拠点の7件の天文望遠鏡プロジェクトの契約が調印され、同パークで実施されることになった。中国新聞網が伝えた。
7件の天文望遠鏡プロジェクトは次の通り。国家天文台によるSONG望遠鏡プロジェクト▽西華師範大学と国家天文台が共同で取り組む50Bin望遠鏡移設プロジェクト▽紫金山天文台によるマルチ応用サーベイ天文望遠鏡アレイMASTAプロジェクト▽中国科学技術大学と紫金山天文台が共同で取り組む2.5メートル広視野サーベイ望遠鏡プロジェクト▽中国科学院地質・地球物質研究所による惑星科学望遠鏡PASTプロジェクト▽中国科学院地質・地球物質研究所による惑星科学望遠鏡TINTINプロジェクト▽国家天文台による太陽磁場正確測量に用いられる中赤外線観測システムAIMS。
うち50Binは初めて冷湖天文観測拠点の4200メートルの観測ポイントに到達した科学級望遠鏡だ。同望遠鏡は西華師範大学と国家天文台が協力する50センチメートル双眼望遠鏡だ。測量によると、天体の半値全幅は0.68秒(角度)。この結果は、長期観測により観測拠点の質が科学設備によって裏付けられたことを意味する。冷湖天文台は世界一流のシーイングを持ち、その他の観測データと結びつけることで、天文ビッグサイエンス装置が十分に科学能力を発揮するのをサポートできる。冷湖天文観測拠点は大きな科学のポテンシャルを持ち、中国の観測天文学に力強い保障を提供できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月22日