5月1日のメーデーに合わせた5連休となった中国では、四川省徳陽広漢市の三星堆博物館で新発売となった文化クリエイティブグッズの一つ「仮面アイスクリーム」が爆発的人気となった。
長江上流域文明の中心とされる三星堆遺跡から出土した青銅の仮面2点をモチーフにしたアイスクリーム約1200本が、午前中で完売した。このアイスクリームの味は「出土味(チョコレート味)」と「青銅味(抹茶味)」の2種類だ。
グッズ開発者によると、今後は、青銅大立人や青銅鳥頭などの文化財をモチーフするアイスクリームも発売するほか、ライム味やストロベリー味など、味のバリエーションも増やす計画という。
中国全土の景勝地が「文化クリエイティブアイスクリーム」バトル展開
「三星堆」のアイスクリームが大人気になったあと、中国各地でも微博(ウェイボー)の公式アカウントを通じて、「文化クリエイティブアイスクリーム」を次々と紹介し、バトルを繰り広げた。
湖南省の景勝地・長沙洋湖水街のアイスクリームは、見所のポイントを見事に再現している。
微博のユーザー「長沙小白丁」から
湖南省岳陽市の岳陽楼とスナメリのアイスクリームもアイスクリームバトルに参戦。
@四川観察も公式微博アカウントに、画像付きで「周知の通り、四川省は何でも作ることができ、アイスクリームも例外ではない!目玉のアイスクリームを打ち出している景勝地はバトルに参戦しよう!」とし、バトルを盛り上げた。
@湖北日報は「絶対に負けない!」とし、各景勝地のアイスクリームの画像をアップした。
@陝視新聞は「陝西省もその勝負を受けて立つ!」とし、たくさんの文化クリエイティブアイスクリームの画像をアップした。
@江西日報は江南の三大名楼の一つ滕王閣の形のアイスクリームの画像をアップ。
@甘粛発布はストロベリー味の九層楼、チョコレート味の石窟、バニラ味の月牙泉などのアイスクリームの画像をアップした。
何でも「アイスクリーム」にすることができ、各地のほか、中国全土の有名景勝地も微博の公式アカウントで、顔面偏差値の高い文化クリエイティブアイスクリームを紹介している。
浙江省杭州市の景勝地・西湖の文化クリエイティブアイスクリームは、発売からこれまで毎日のように「売り切れ」が続く、ネット上で大人気のヒット商品。中には1度に500本買って、冷蔵庫を空にした客もいたという。
杭州市西湖のアイスクリーム
西湖のアイスクリームのほか、その他の景勝地の文化クリエイティブアイスクリームも続々とバトルに参戦している。(編集KN)
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「人民網日本語版」2021年5月7日