第1回消費財博、なぜスイスが唯一の名誉招待国に?

人民網日本語版 2021年05月08日14:56

第1回中国国際消費財博覧会の名誉招待国スイスが7日、海南省海口市の海南国際エキシビションセンターでナショナルパビリオンの開館式を行なった。新華社が伝えた。

200平方メートルの展示ブースには、スイス企業26社の34ブランドが集結し、世界的な有名企業もあれば、小さいながらも優れた高級ブランドもあり、時計、食品・飲料品、ファッション、家電など多くの分野をカバーする。

駐中国スイス大使のベルナルディーノ・レガッツォーニ氏は、「スイスは今回の消費財博で名誉招待国になったことを非常に光栄に感じている」と述べた。

消費財博で唯一の名誉招待国がなぜスイスなのか。レガッツォーニ氏は、「中国の消費者はスイス製品の品質を非常に重視している。目下、中国の消費構造が高度化する中、スイス企業の中国での生産経営に新たなチャンスをもたらした」と述べた。

展示ブース内のインタラクティブ展示コーナーでは、来場者が「スイス・メイド」をより直感的に体験できる。たとえばいくつかの簡単な手順を踏めば、自分にぴったりの腕時計を作ったり、いろいろな風味のスイスビールを味わったり、眠りの質を高めるようデザインされた寝具についても学べたり……会場で体験できるだけでなく、製品の多くは中国国内のECプラットフォームでも買えるようになっている。

データによれば、今年第1四半期(1-3月)の中国・スイスの二国間貿易額は前年同期比7.4%増の64億ドル(1ドルは約108.6円)に上った。スイスの対中投資額は同2.8%増の3億4千万ドルだった。

商務部(省)欧州司の翟謙司長は、「スイス企業は中国の改革開放の推進者と受益者であり、また中国のハイレベルの対外開放への積極的な参加者でもある。現在、中国はより高い起点に立って改革開放を推進しており、スイスの高品質の消費財は中国市場でより大きなチャンスを迎えるだろう」と述べた。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年5月8日

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