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韓国国会が日本政府による福島原発汚染水の海洋放出に対する糾弾決議を採択したことについて、中国外交部(外務省)の汪文斌報道官は6月30日の定例記者会見で、「中国側は韓国側の正義の立場を支持する。日本側は誤った決定をできるだけ早く撤回し、国際社会の各ステークホルダー及び国際原子力機関(IAEA)等との十分な協議という正しい軌道に戻るべきだ」と表明した。
【記者】韓国国会がこのほど本会議で、福島原発汚染水の海洋放出という日本政府の決定を糾弾し、その即時撤回を促す決議を採択した。これについて中国側としてコメントは。
【汪報道官】我々は韓国側の正義の立場を支持する。日本側が福島原発汚染水の海洋放出を一方的に決定してから2ヶ月余り、中韓を含む環太平洋各国及び太平洋諸島フォーラム(PIF)などの組織は日本側の決定に重大な懸念を表明してきた。
本来ならこの2ヶ月余りの時間を使って、ステークホルダーと十分な協議を行い、原発汚染水の処分計画を調整し、東京電力の混乱した管理状況を正すことができたはずだ。だが日本側は独断専行し、引き続き海洋放出の準備作業を推し進め、現在に至るまで国際社会の懸念に対し真剣で責任ある対応をしていない。
我々は日本側に対して、原発汚染水の処分は日本国民と世界の人々の生命及び健康に関わり、世界の海洋生態環境の安全に関わるものであり、最も慎重な姿勢で取り扱わなければならないということを改めて厳正に告げる。日本側は誤った決定をできるだけ早く撤回し、国際社会の各ステークホルダー及びIAEA等との十分な協議という正しい軌道に戻るべきだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2021年7月1日
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