同社製の自動運転バスが9月17日、RATP393番の一部区間で道路状況の検証を行う様子。撮影・高静
中国中車傘下の中車時代電動汽車股份有限公司が製造した自動運転バスがこのほど、仏パリで道路状況の検証運行を開始した。新華社が伝えた。
バスはRATP(パリ交通公団)393番の一部区間で道路状況の検証を行った。同区間は片道約6キロメートルで、途中に10カ所のバス停、26の信号があり、移動時間は約40分。
同社自動運転技術部の彭之川部長によると、フランスにおいて道路状況の検証を行ったバスの型式は同社「新巴客」都市シリーズC12AIで、昨年設計を完了したものだ。同バスの車体の全長は約12メートル。スマート運転、スマート動力、スマート相互接続により、人、車、道路のリアルタイムの動的な情報共有を全面的に行うことができる。
中車のフランス提携先の責任者は、「当社は中国から同バスを輸入しフランス側に販売し、中国技術のフランス市場への進出と適応をサポートする」と述べた。
同自動運転バスは来秋よりフランスで乗客を乗せ運行する見込みだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年10月8日