第4回中国国際輸入博覧会では、会場のどこでもデジタル人民元による決済が可能になり、デジタル人民元のワンストップ消費決済体験が提供されるという。中国銀行の関係者が1日に明らかにしたところによると、同行は今回の輸入博でデジタル人民元チップを内蔵したウォレット、外貨両替機でのデジタル人民元への両替など多様な体験や取り組みを打ち出し、各方面からの来場者にデジタル人民元の便利さをしっかり伝える予定だ。中国新聞社が伝えた。
今回の輸入博では、中国銀行が複数の措置を同時に行ってデジタル人民元の知識の普及に努める。会場内の多くの目を引く場所にシングルページアプリケーションの情報やポスターを設置・掲示して、より多くの人にデジタル人民元の基礎知識、開通ルート、使用方法を伝える。会場の国家エキシビションセンター中央広場にデジタル人民元総合展示ブロックを設置し、裸眼3Dインタラクティブ、マルチメディアPR動画などの形式で、デジタル人民元のウォレット、チップ、製品など各方面の最新のテスト成果をより生き生きとイメージできるように紹介するとしている。
同行は今回の輸入博でさまざまな異なる形態のデジタル人民元チップ内蔵ウォレット製品を展示する。これにはデジタル人民元可視チップ内蔵ウォレット、ユニークな形状のウォレット、ウェアラブルウォレットなどが含まれ、さまざまなタイプのユーザーの、さまざまな応用シーンにおける決済ニーズに対応するものだ。外国籍のユーザーは銀行口座の登録やひも付けをする必要はなく、パスポートがあれば、同行が発表するリアルタイムの為替レートで、会場にあるデジタル人民元と外貨との両替機で外貨を等価のデジタル人民元に両替できる。
同行はこれまでに輸入博会場の内外にある多くの商業施設のPOSシステムや会場内のコーヒー販売機、自動販売機、ガチャガチャマシーン、クリエイティブグッズ自動販売機などの自動販売装置を改良・レベルアップし、デジタル人民元のコード読み取りで決済が出来るようにしており、外食、商店・コンビニ、ショッピング、ホテル、公共交通、地下鉄を含む立体的金融サービスネットワークを構築し、出展企業に向けて「デジタル人民元が手元にあれば、輸入博をまるごと楽しめる」全シーン対応のデジタル人民元サービス体験を打ち出すとしている(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月2日