11月に入り、気温が下がり、新疆維吾爾(ウイグル)自治区イリ・カザフ自治州昭蘇(モンゴルキュレ)県では、家畜約18万頭の大移動が始まっている。牧畜民たちは家畜を、春から秋にかけて過ごした烏孫山の牧場から、冬を過ごす阿合牙孜大峡谷の牧場へと移動させている。そこは雪が積もらないため、家畜は牧草を食べて、安全に冬を越すことができる。人民網が報じた。
牧畜民たちは以前は、馬車に家財道具を全て積み込み、移動先でキャンプを張りながら、移動していた。しかし、現在は暮らしが次第に豊かになってきているため、家畜と共に移動する際は、生活に必要な物は前もって車で目的地に運んでしまい、食べ物や簡易テントなどのみを携帯し、身軽に移動することができるようになっている。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年11月24日