世界製造業会議(WMC)2021のパラレルフォーラムの1つである新エネルギー自動車産業発展フォーラムが20日、安徽省合肥市で開催された。フォーラムでは、中国経済情報社と中国自動車工業協会が共同で「中国新エネルギー自動車産業の質の高い発展報告2021」を発表した。中国新聞網が伝えた。
同報告によると、過去10年間に、中国の新エネ車市場は高度成長が続いた。21年は中国国内で局地的に発生した新型コロナウイルス感染症、世界的なチップの供給不足などの問題の影響を受けながら、新エネ車の生産・販売は過去最高を更新し続けている。現在、中国の自動車販売に占める新エネ車の割合は11%を超えたという。
同報告は「質の高い発展」をテーマに、中国内外の新エネ車産業の発展の現状及び中国主要都市が新エネ車産業の質の高い発展を実現するためのルートと進捗状況を分析するとともに、産業の質の高い発展を加速・推進するための対策・提言を打ち出した。
同報告は、「新エネ車市場が政策駆動型から市場駆動型へと転換し、『CO2排出量ピークアウトとカーボンニュートラル』の目標が推進されるのに伴って、中国新エネ車産業が新たな質の高い発展段階に進むことが必然的な選択になった」と指摘した。
また同報告は「新エネルギー自動車産業発展計画(2021-2035年)」の要求を踏まえて、「中国新エネ車産業の質の高い発展を推進するプロセスにおいて、技術イノベーション能力を高めることがブレークスルーを実現するための力強いサポートになり、産業の融合発展を推進することが業界を超えた協同のための必然的な流れになる。インフラシステムの整備が消費者の不安を緩和するための重要なカギになる一方で、新型の産業生態圏を構築することが融合イノベーションの時代的特徴になる」と指摘した。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年11月22日