冬季五輪が開幕し、各競技で素晴らしい試合が繰り広げられているが、なかでもショートトラックとスピードスケートはその飛びぬけたスピードゆえ、ちょっとでも気を抜くと競技が終わってしまっているという感じを受けてしまう。
このほど微博(ウェイボー)では、「#チーターカメラは選手よりも速い#」というトピックが検索ランキングの上位に入っている。
「チーター」システムは中央広播電視総台が5年をかけて研究開発した「超高速4Kレールカメラシステム」で、冬季五輪スピードスケートの中継専用として用いられている。ジャイロゴンドラと長さ360メートルのU字レールからなり、スピードスケート館のトラックの最も外側に設置されている。
冬季五輪スピードスケートにおいて、選手のスピードは秒速15~18メートルで、時速にすると約50キロメートル。トップレベルの選手の時速は70キロに達する。一方で、「超高速4Kレールカメラシステム」の技術基準はこれをさらに上回る秒速25メートルに設定されており、その時速は約90キロとなっている。選手の位置をリアルタイムで追跡できるだけでなく、中継のニーズに基づき加速、減速、追い越しなどの動きを実現することもでき、競技中の画面を柔軟にキャッチできる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年2月10日