2022北京冬季五輪

中国、「春節後に転職したい」が2割 ネット産業の賃金・流動性がトップ

人民網日本語版 2022年02月18日10:40

生活情報サービスサイト「58同城」と傘下の求人サイト「赶集直招」が16日に発表した「2022年都市帰還型就職の調査研究報告」のデータによると、全体的に見て、調査に回答した人の20.7%が「春節(旧正月、今年は2月1日)の連休後の転職を計画している」と答えた。「85後(1985年から1989年生まれ)」と「90後(1990年代生まれ)」が2022年春節後の転職市場の中心で、働き始めてからそれほど時間のたたない「95後(1995年から1999年生まれ)」は仕事の状況が相対的に安定しているという。「北京日報」が伝えた。

春節後に働く人が注目する上位10業界は、人事・総務・庶務、コンピューター・インターネット・通信、飲食、財務・会計・統計、建設、生産・管理・研究開発、教育・研修、金融・銀行・証券・投資、ホテル、一般作業員・技術作業員となっている。このうちコンピューター・インターネット・通信産業は春節前後に人気が高かったが、競争が激しいことから、人材の流動性でも全業界の首位に立った。

働く人にとって、転職で最もよく検討する要因は賃金だ。春節前は月収ベースの賃金が5千-2万元(1元は約18.2円)という人が最も多く、平均賃金は1万345元だった。春節後は転職希望者の希望する賃金は平均1万5659元で、春節前の1.5倍に上昇した。業界別に見ると、コンピューター・インターネット・通信業界は平均賃金が1万4514元で最も高かった。このほか、生産・管理・研究開発、機械・機器計器、通訳・翻訳の各業界の平均賃金も1万4千元を超えた。ここからわかるのは、専門的な高い能力を求められる業界は平均賃金の競争力も高いということだ。

春節後、「働く都市を変える」とした人は4.3%、そのうち52.9%が一線都市を選択し、広州、北京、上海は雇用チャンスの多さ、キャリアアップの見通しの良さから働く都市として理想の場所になり、蘇州、杭州、深セン、南京、寧波、石家荘、天津などを希望する人も多い。また二線・三線・四線都市に移ることを選択する人は19.7%に上り、選択の最も大きな理由は生活の質を高めるためとしている。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年2月18日

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