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北京の21年大卒者の賃金データ発表 給料が高い職業は?

人民網日本語版 2021年07月28日15:22

「北京市の2021年度大学卒業生の賃金レベルは月収ベースで4千-1万1千元(1元は約16.9円)」。このデータは、北京市人的資源・社会保障局はこのほど発表した「2021年北京市人的資源市場賃金調査報告(第2四半期<4-6月>)」に基づいている。「中国青年報」が伝えた。

同報告によると、インターネット業界の技術研究開発・専門的技能関連のポジションで修士修了及びそれ以上の新卒者を対象とした求人では、提示された賃金(月収ベース、以下同)が1万992元にも達した。そのうちインターネット、金融、電子などの人気業界の大卒者の賃金レベルは相対的に高い一方で、消費財、飲食、ホテル、観光などの業界は賃金レベルが相対的に低かった。

調査によると、全体として見れば、同じ業界、同じ職種のポジションでは、学歴が高い卒業者ほど賃金レベルも高くなる。同じ業界の同じ学歴の卒業者なら、技術研究開発と専門的技能の関連ポジションの賃金が最も高い。

この調査では今年度の新卒者の賃金に注目するだけでなく、自由貿易試験区、「人気のポジション」、「技能を備えた人材」などについても重点的な考察を行った。

同報告によると、今年度の「人気が高い、新しい」職業は26種類あり、人気のポジションは主にハイテク、スマート製造、バイオ・医薬業界に分布していた。第2四半期の「高、新」の職業のうち、7種類は新たに登場した職業で、それぞれ、サービスロボット応用技術者、工業ビジュアルシステムオペレーター、食品安全管理師、故障分析エンジニア、集積回路設計シミュレーションエンジニア、プロセス改良エンジニア、センサー融合アルゴリズムエンジニアとなっている。

26種類の「高、新」職業のうち、賃金の中央値が2万元を下回ったのは4種類のみ。最も高かったのは自然言語処理エンジニアで3万7164元に達した。全体として見ると、「高、新」職業の80%は中央値が2万-3万元だった。

同報告によると、今年第2四半期の求人では例年人気のあるポジションのうち、技術類が35.4%を占め、次は業務類が24.5%、さらに販売類が20.4%、管理類が13.5%と続いた。

同期の北京の上級技師の賃金の中央値は1万1222元となり、技師は1万218元、上級技能者は1万75元、中級技能者は9610元、初級技能者は7292元だった。各レベルとも技能者の賃金は第1四半期(1-3月)より上昇し、うち中級技能者の上昇幅が4.10%と最大だった。(編集KS)

「人民網日本語版」2021年7月28日

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