世界絶滅危惧種に指定されているゴールデンヘデッドラングールは、国家1級重点保護野生動物に指定されている中国固有種で、野生種は、広西壮(チワン)族自治区崇左市にしか生息していない。1950年代の伐採や開墾、違法な密猟が原因で、ゴールデンヘデッドラングールの生息地は縮小する一方となり、それに伴い種数の減少も続いた。広西壮(チワン)族自治区は、数年前から、生物多様性をめぐる評価・モニタリング事業に力を入れ、絶滅危惧種の保護と繁殖、飼育に取り組んでいる。保護区設立などさまざまな措置が講じられたことで、ゴールデンヘデッドラングールの生息地の生態環境は段階的に改善され、同種の健全な発展が促されている。現在、ゴールデンヘデッドラングールの種数は、以前の約500匹から、今では約1300匹まで増加した。人民網が報じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年2月18日