雲南省昆明市から広東省広州市に向かっていた中国東方航空MU5735便が3月21日、広西壮(チワン)族自治区梧州市上空で消息を絶ち、墜落が確認された。同便には乗客123人と乗員9人の計132人が搭乗していた。人民日報が伝えた。
事故発生後、中国民用航空局(民航局)は直ちに救助チームを立ち上げ、現場に派遣した。救助チームは21日夜梧州に到着すると速やかに活動を開始し、現場での救助活動や事後処理の指導・協力にあたった。
事故機が墜落した場所は、広西チワン族自治区梧州市藤県埌南鎮莫埌村。広西消防救援総隊は、ただちに緊急対応プランを発動して、現場に駆け付け、消防車162台と消防救助隊員761人を現場に向かわせた。同時に、食糧調達車両・照明車両・給油車・装備修理車両・浄水器搭載車両・全地形対応輸送車両など各種救援車両33台を派遣し、テント・解体工具セット・照明器具・生活/防疫用品など各種物資調達業務を展開した。
南部戦区は速やかに緊急対応メカニズムを発動し、梧州軍分区と武装警察梧州分隊はただちに救助チームを組織し、救助活動のために事故現場に派遣した。
広西チワン族自治区衛生健康委員会は、重症・火傷・整形外科、損傷などを専門とする専門家12人を藤県に派遣し、現場での医療救助活動にあたらせている。また梧州市衛生健康委員会は、医療関係者約80人と救急車36台を現場に派遣し、救護ステーションを設置し、第一線・第二線の救急医療施設を整えた。また、緊急快速ルートを手配すると同時に、血液や各種救急救命のための物資や設備を準備した。さらに自治区内の各地から、第一陣の心理学専門家50数人が続々と現場に駆け付けた。
広東省消防救援総隊は、分隊5隊・車両97台・救助隊員505人を現場に派遣し、救助活動に協力している。
東方航空は緊急対応メカニズムを発動し、事故機処理・事故調査・家族への支援・後方業務保障・法律面でのサポート・広報・安全セキュリティ・財務保険・乗客貨物対応の9項目の専門作業チームを立ち上げ、事故発生後ただちに現場に駆け付けた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年3月22日