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「源氏物語」-習主席と読む世界の名著・日本語編

人民網日本語版 2022年04月23日09:09

4月23日は27回目となる「世界本の日(世界図書・著作権デー)」。人民網では今回、「習主席と読む世界の名著」と題し、世界の名著を各言語で紹介。ここでは2019年5月15日のアジア文明対話大会の開幕式で、習近平国家主席が人類文明の宝であるとして挙げた「源氏物語」を紹介していこう。人民網が伝えた。

世界最古の長編小説の1つとも言われている日本の古典作品「源氏物語」は、紫式部によって平安時代の半ば、西暦でいうと1000年代の初め頃に書かれた物語。主人公の光源氏は、天皇と位の低い母の元に生まれ、「光輝くばかりの美しい子」と評判の男の子だったが、生まれて間もなく母を亡くしたため、父の帝の意向で皇族を離れ、臣下として人生を歩むことになる。そして美しい青年に成長した光源氏の一生を通して、恋愛、栄達と没落、政治的欲望と権力闘争など、平安時代の貴族社会が生き生きと展開していくことになる。また、この物語にはおよそ500人もの人物が登場し、こうした登場人物たちの気持ちを表現するための和歌が約800首も登場するのも、この王朝物語の大きな特徴と言えるだろう。

「源氏物語」はこれまですでに20ヶ国語を超える翻訳を通じて世界各国で読まれている。春のうららかな陽気に包まれ、古代王朝に思いを馳せながら、読書の日に「源氏物語」の世界を楽しんでみては?(文・玄番登史江)

「人民網日本語版」2022年4月23日

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