2019上海ブックフェア並びに「書香中国」上海ウィークが今月14日、上海展覧センターで開幕した。中国全土の出版社約500社が図書約16万点を展示・販売している。開催期間中、読書イベント、新書のサイン会・発売、作家セミナー、講座など、1000以上のイベントが上海展覧センターや他の100ヶ所以上のサブ会場で開催される。
今回のブックフェア展の会場面積は2万3000平方メートル。同時に、上海市内にサブ会場が100ヶ所以上設置されている。上海だけでなく、中国全土の出版社が同イベントで新書約500種類を発表し、200回の発表イベントやサイン会・販売なども開催される。
今回の上海ブックフェアでは、モバイル決済システムやオンライン検索システム、オンライン展示システムなどが利用できるほか、中国で最も利用者数が多いSNSアプリ・微信(Wechat)を使った「モバイルブックフェア」も打ち出された。「上海ブックフェア」専用の「微信小程序(WeChatミニプログラム)」が開設され、ブックフェアのメイン会場と100以上のサブ会場の約1000のイベントの情報がジャンル別に表示される。同サービスを通して、情報を一層スピーディーに把握し、いち早くオフラインイベントに参加することができる。
昨年のブックフェアでは、「一条」などのインターネット企業が、ブックフェア会場で図書を展示し、来場者がQRコードをスキャンしてオンラインで決済すると、他の場所から家まで直接発送してもらえるという新スタイルを採用したため、大量の図書が山積みされ、狭く雑然とした会場で図書が展示・販売されているという状態が大きく改善された。今年も同様のスタイルが採用さている。(編集KN)
「人民網日本語版」2019年8月15日