中日平和友好条約締結40周年を祝う重要な記念行事として今月26日、細川家に伝わる文化財を保管・展示する日本の永青文庫が漢籍4175冊を中国国家図書館に寄贈する式典が、北京市の同図書館で行われた。永青文庫の理事長である細川護熙元首相や中国文化・旅游部(省)のラク樹剛(ラクは各ヘンに隹)部長、党組のメンバー・于群氏、在日本中国大使館の程永華大使、在中国日本大使館の横井裕大使らが式典に出席した。人民網が報じた。
永青文庫が寄贈したのは、中国版25種類、日本版11種類で、経、史、子、集、叢の5大ジャンルをカバーしている。内訳は経14件、史9件、子4件、集5件、叢4件。ジャンルも内容も豊富で、中日間の典籍交流や文化発信の発展の軌跡、ルーツなどを網羅的に示している。
ラク部長は挨拶の中で、長期にわたって中日友好事業に取り組んでいる細川元首相に対して感謝の意を示したほか、永青文庫が中日平和友好条約締結40周年という節目の年に細川家が数代にわたって保管してきた貴重な漢籍36件4175冊を無償で寄贈したことを称賛。「この義挙は、新時代の中日文化交流・協力のモデルケースとなり、それを一層促進するだろう。当部はこれを機に、中日の図書館界の深い交流・協力促進をサポートし、中日友好・協力というプラスのエネルギーがさらに広く伝えられるよう取り組む」と語った。
細川元首相は、「双方が共に努力し、日中関係が正しい方向に向かって発展する軌道に戻る様子を目の当たりにすることができ、とても喜ばしい。私もこれまでと同じく、日中両国の人文交流を深化させるための実務的な協力を行い、引き続き貢献していきたい」と語った。
寄贈式典で、中国国家図書館の韓永進・館長が同図書館を代表して、細川元首相に寄贈証書を授与した。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年6月27日
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