北京スペクトロメーター3期、物質・反物質非対称性模索の新たな方法を開発

人民網日本語版 2022年06月06日14:19

横から見る北京スペクトロメーター3期検出器(画像提供は中国科学院高エネルギー物理研究所)

中国科学院によると、中国と海外の科学者はこのほど、中国科学院高エネルギー物理研究所の北京電子陽電子衝突型加速器(BEPC)北京スペクトロメーター3期実験において、世界で最も正確な正反グザイハイペロン崩壊非対称測定を行った。

科学研究チームは量子もつれ状態の正反「グザイハイペロン対」のカスケード崩壊を利用し、初めて正反物質の非対称をもたらす弱作用位相を強作用力から分離させ、物質・反物質間の差異の研究に極めて敏感な試験探針を提供した。関連する研究成果は2日、国際的な学術誌「ネイチャー」に正式に掲載された。

北京スペクトロメーター3期検出器は、中国が独自に研究開発した大型高エネルギー物理実験装置だ。合同チームは2008年に、アジア、欧州、アメリカ大陸などの17ヶ国の80の研究機関の約500人の科学者からなっている。(編集YF)

「人民網日本語版」2022年6月6日

最新ニュース

注目フォトニュース

コメント

| おすすめ写真

ランキング

  • 全部
  • 経済
  • 社会
  • 政治