たびたび自転車で西蔵(チベット)自治区への旅行経験があった鈄皓倍さんは今から2年前、詳細ながら大胆な計画を立てた。それは4歳になる娘の兜兜ちゃんを連れて、広東省東莞から自転車でチベット自治区を目指すという計画だった。鈄さんは旅の先々で、スマホやドローンを使ってたびたび撮影し、娘が大きくなってから、自分たちがどうやって山や峠を越えて旅したのか見ることができるように記録してきた。中央テレビニュースが伝えた。
旅行の安全と便利さを考慮し、昨年から鈄さんは自転車から自動車に変えて、兜兜ちゃんとの旅行を続けており、1年の大半を旅の空の下で過ごしている。
今年2月、鈄さんと兜兜ちゃんは再び広東省を出発し、湖南省、貴州省を経てチベット自治区などに向かった。この旅では、新型コロナ感染リスクの低いエリアを選択した上で、各地の新型コロナ感染対策を遵守して、旅を進めた。
現在、兜兜ちゃんは小学校に進学する年齢に達したため、この父と娘の旅もひとまずのエンディングを迎えることになった。鈄さんは、「この旅を通じて、本当に多くの人々からの思いやりを示してもらった。こうした強靭さや勇敢さ、そして善良な心の全てが娘の人間形成のベースになって、光を追いかけるような女の子になって欲しい」としている。(編集TG)
「人民網日本語版」2022年7月6日