「私、実は『俳優』なんです」。浙江省麗水市にある高齢者施設で介護士として働く「00後(2000年以降生まれ)」の李慧霞さんは、こんな言葉で自分の仕事について説明し始めた。李さんの重要な日常業務の一つは、施設内の認知症を患うお年寄りに対して、彼らの家族や友人を演じることなのだという。こうすることで、入所者が各種機能回復訓練をより効率的に行えるようサポートしている。李さんは高齢者看護を専攻し、17 歳の時に高齢者施設で介護の仕事を始め、今年で6年目になる。同施設初の「2000年以降生まれ」の介護士長である李さんにとって、高齢者たちに頼られることが仕事を続けていくモチベーションになっているという。そして、この仕事が、自分自身の価値を実現でき、「人生の終盤」を迎えつつある人々に思いやりをもって寄り添う仕事だと感じている。人民網が報じた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年8月25日