重慶市では最近、山火事が多発したものの、各方面が消火活動を支援するために連日奮闘し、全ての山火事が消し止められた。そして、消防隊員が重慶を後にする際、多くの重慶市民が見送りに駆け付け、はるばるやって来た「英雄」に感謝の気持ちを表した。
8月28日午前、重慶で消火活動を行っていた雲南省森林消防総隊の隊員304人が、重慶を後にした。同消防隊は消火活動を支援するために他の省から駆け付けた第一陣の消防隊で、北碚山で起きた山火事の消火活動を支援していた。
同消防隊が重慶を離れる際、大勢の地元住民らが地元の特産品や中国の国旗を持って街頭に集まり、隊員らが乗っている車両の両側を囲んで、感謝の言葉を送った。中には、開いている車両の窓から消防隊員の両手をしっかりと握り、涙を流しながら感謝の言葉を送る市民もいた。
雲南省森林消防総隊や四川省森林消防総隊、緊急時対応管理部南方航空森林保護総ステーション、甘粛省森林消防総隊隴南支隊などは今回、指揮員や消防隊員など1000人以上を支援のために重慶に派遣し、涪陵、北碚、巴南、江津、南川、大足、璧山、銅梁といった地域で日夜を問わずに連日消火活動に当たっていた。そして、危険を恐れずに火災現場に向かって、忍耐強く消火活動を行い、鎮火のために多大な貢献を果たした。
この貢献を模範とし、先進的なモデルとして称賛すべく、重慶市共産党委員会宣伝部や市精神文明建設指導委員会弁公室は、雲南省森林消防総隊、四川省森林消防総隊、緊急時対応管理部南方航空森林保護総ステーション、甘粛省森林消防総隊隴南支隊に対し、特別賞として「感動重慶」賞を授与することを決定した。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年8月29日