商務部(省)の束珏婷報道官は25日に行われた記者会見で、「中国・ロシア両国の正常な経済貿易往来を促進し、中ロ経済貿易関係の規模と質の『ダブル上昇』を推進する」と述べた。中国新聞社が伝えた。
現在、中ロ二国間貿易は引き続き増加傾向を保つ。中国側の統計によれば、今年1-7月の中ロ貿易額は前年同期比29.2%増の6336億3千万元(1元は約20.0円)に達し、同期の中国対外貿易全体の成長率10.4%を大幅に上回った。そのうち中国のロシアからの輸入額は同49.2%増の3985億7千万元で、ロシアへの輸出額を1600億元あまり上回った。
束氏はこうした状況について、「中国は引き続きロシアとともに、両国の正常な貿易往来を促進し、産業チェーン・サプライチェーンの安定を維持し、デジタル経済、グリーン発展、バイオ医薬などの新たな成長源を育成し、中ロ経済貿易関係の規模と質の『ダブル上昇』を推進する」と述べた。
束氏は中ロ二国間の国境のスムーズな通関の保障について、「中ロ両国は新型コロナウイルス感染症対策の安全確保と通関地での業務を総合的に計画し、両国国境の貨物輸送の正常な秩序の保障に力を入れる。今年6月には、黒竜江省黒河市の道路橋が開通し、両国の相互接続の新たなルートが生まれた。今後、感染症対策と安全確保を基礎として、通関と物流輸送の流れがさらにスムーズになることを目指す」という。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年8月27日