中国農民豊作節(旧暦の秋分、今年は9月23日)の到来を祝して、河北省衡水市深州市に住むひょうたん焼き絵師・高娜さんが、アトリエで制作に勤しんでいた。高さんは、これまでに、深州桃やザクロ、柿などの果物を描いた20点以上の焼き絵作品を制作し、故郷の豊作をデザインに盛り込んでいる。中国新聞網が伝えた。
伝統民間芸術であるひょうたん焼き絵は、焼きごてを使ってひょうたんの表面に焼き跡をつけることで絵を描くもので、ひょうたんの表面には、焦げ茶や黒、茶、黄、白といった焼き色の程度で色合いを出す。高さんは、「ひょうたん焼き絵作品を完成させるためには、ひょうたんの熟成から、皮むき、乾燥、材料選びを行い、デザインを考え、下描き、輪郭線を描き、色付けを行うまで、数多くの工程を経る必要がある」と話した。2021年、高さんが制作したひょうたん焼き絵は、深州市の「県級無形文化遺産」に登録された。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年9月23日