中国の新型キャリアロケット「長征11号」プロジェクトの楊毅強総指揮はこのほど、「遅くとも2027年に、中国民間宇宙飛行の『春』が到来するだろう」と述べた。
具体的に宇宙旅行を考えた時、今は3つのモデルがある。1つ目は宇宙ステーションの訪問で、これは観光客の身体状況や心理的状態などに対する要求が非常に厳格だ。2つ目は米ヴァージン・ギャラクティック社の航空機「ホワイトナイト」を代表とする、宇宙船を連結した航空機で観光客を宇宙まで運ぶというモデルで、快適性と安全性の面でやや劣る。3つ目は現在最も技術的に成熟した、宇宙を回る軌道に乗らない弾道飛行による宇宙旅行で、多くの人が参加可能だ。
ビジネスモデルが充実するにつれ、2025年には弾道飛行による宇宙旅行が始まる見込みで、旅行代金は200万元(1元は約20.4円)から300万元になるとみられる。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月20日