イベント会場の様子。(写真提供は海寧メディアセンター)
浙江省嘉興市管轄下の海寧市初の「チャーター便」海外受注団が17日、日本・大阪での市場開拓の旅を終え、実り多い成果を上げた。中国新聞網が伝えた。
海寧市は今回、大阪で開催された2022大阪国際ライフスタイルショー/浙江省輸出商品(大阪)交易会に企業20数社で参加。同省で初めて「チャーター便スタイル」で市場開拓に成功した県級市となった。
会期中、海寧の企業が3800点を超えるサンプルを展示して、累計400人のバイヤーに対応し、200件近い商談を行ない、会場で日本のバイヤー29社と大まかな協力合意を結び、成約意向額は510万ドル(1ドルは約143.5円)に達した。
海寧佳豪針織有限公司の対外貿易業務責任者の居晨曦さんは、「これまでこの大阪でのイベントには必ず参加していたが、新型コロナウイルス感染症が発生してからオンラインでの参加しかできなくなった。オンライン参加では以前からの顧客との関係を切らさないようにすることしかできず、新たな顧客の開拓は難しかった。ここ2年で、以前からの顧客の中には注文を減らしたところもあり、当社の売上に直接影響が出ていた」と明かした。
対面での交流の効果は明らかで、3日間の会期中、同社は40組のバイヤーに対応し、10数万ドルの注文を獲得し、さらに新しい顧客5-6組も獲得した。
居さんは、「実は、日本のバイヤーも私たちと同じように、気持ちを大切にする。今回は20年も取引を続けた顧客がわざわざ私たちに会いに来てくれて、その場で注文もしてくれた」と振り返った。
海寧市商務局の関係責任者は、「海寧初のチャーターでの海外受注開拓は予想を上回る成果を収め、企業の信頼感を高めた。今後も企業のニーズを踏まえ、各方面の資源を統合して、引き続き企業の『チャーター便スタイル』海外受注・市場開拓を進める」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月20日