天津市にある超大型太陽光発電シリコンウエハーのメーカーでは、最初に生産していたのは厚みが190マイクロメートルの製品だったが、今では140マイクロメートルの製品を大量生産することが可能になっている。世界最大で最薄のG12規格ソーラーウエハーは現在、天津で生産されている。
シリコンウエハーの高度化とアップデートでは、対応する生産の現場にもモデル転換が求められる。同メーカーは全自動の物流運搬システムを実現し、ロボットアームが人間に代わって100キログラム以上のシリコン棒をピックアップし、人間のほとんどいない「ダークファクトリー」モデルを応用して、無人化操業を実現させた。大規模な検査の工程では、この工場で独自に開発した100%自動検査ラインが、複数の設備の同時稼働を実現すると同時に、製品を正確にピックアップし、検査にミスがないよう保証している。
北京・天津・河北が協同発展する中で、全国でも工業産業システムが非常によく整った都市である天津も力を発揮し、全国的な先進製造業研究開発拠点化を加速させている。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月20日