人的資源・社会保障部(省)はこのほど、2021年企業賃金調査の情報を発表して、賃金水準のデータを明らかにした。
賃金水準とは、企業従業員の報告期間内における賃金水準を指し、基本給、ボーナス、各種手当、残業・休日出勤代、特別な状況において支払われた賃金などが含まれる。ここには労働力市場の価格水準がある程度反映されている。
賃金水準が高い職業は?
職業別の企業従業員の賃金水準表を見ると、中央値の上位3位は、金融サービスの年間11万3400元(1元は約20.4円。以下もすべて年間の数字)、企業・事業機関の責任者の8万8千元、情報伝達・ソフトウェア・情報技術(IT)サービスの8万1100元となっている。
賃金の高水準の上位3位は、企業・事業機関の責任者の27万9600元、金融サービスの25万元、情報伝達・ソフトウェア・情報技術サービスの19万7300元だった。
賃金水準が高い職務等級は?
職業別の企業従業員の賃金水準表だけでなく、職務等級別の企業従業員の賃金水準表も明らかにされた。
職務等級別の賃金水準表は管理職類、技術職類、技能職類に分かれている。中央値を見ると、管理職類では管理業務担当者が5万9200元、一般管理職が7万2千元、中間管理職が8万8千元、上級管理職が11万5千元となっている。
技術職類では初級技術職が6万3600元、中級技術職が8万600元、高級技術職が10万8400元だった。
技能職類では初級技能職が5万3500元、中級技能職が6万6千元、高級技能職が7万7900元だった。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年9月20日