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「羊了個羊」が爆人気 ミニゲーム、今後のトレンドに?

人民網日本語版 2022年09月30日11:13

微信(WeChat)のミニゲーム「羊了個羊」がネットで大人気だ。原稿執筆時点で、微博(ウェイボー)の「羊了個羊」のハッシュタグがついた話題の閲覧回数は延べ31億7千万回に上り、「羊了個羊」の公式微博では9月13日から16日までの間にサーバーダウンが6回起きたという。「羊城晩報」が伝えた。

この「そろえて消す」系の暇つぶしゲームでは、プレイヤーは画面上部にあるアイテムを下部にある枠に入れ、3つそろえて消していく。アイテムが7つ入る枠をいっぱいにしないで、アイテムを全て消せばステージをクリアできる。第2ステージが非常に難しいこと、地域別の対抗戦にしたこと、グループチャットに情報を発信するとツールが手に入ることから、夢中になってやめられなくなる人が続出している。

調査会社の企査査がまとめたデータによれば、同ゲームを開発した北京簡遊科技有限公司は2021年1月の設立で、「羊了個羊」のソフトウェア著作権をすでに登録している。同ゲームがリリースされたのは6月13日、登録が認定されたのは7月29日だ。しかし国家新聞出版署のサイトでこのゲームの出版物コードは確認できていない。

これまでに「旅かえる」、「跳一跳」、「合成大西瓜」などのミニゲームが一世を風靡した。ミニゲームはなぜ依存性があるのか。ミニゲームはゲーム産業のトレンドになるのか。データサービス会社の易観分析の文化消費業界担当の廖旭華シニアアナリストは、「ミニゲームが中国で大規模に発展するようになってから4年がたち、今後も一部の人気ゲームが育つだろう。ミニゲームにはすぐに遊べるという特徴があって広がりやすい。ゲーム産業全体ではまだ小さな存在で、小規模チームが生き残るための道に過ぎず、中型・大型企業が投資をしたり注目したりすることはないため、ゲーム産業のトレンドになることはない。しかし、これからも引き続き爆発的人気のミニゲームが登場することは確実だ」と述べた。

廖氏はゲームの著作権の問題について、「世界のミニゲーム市場はすべて模倣が中心で、ほとんどのミニゲームの制作チームは市場とSNSの話題を持続的に観察して、既存のゲームを学び、いろいろ組み合わせて、開発・テスト・バージョンアップをスピーディに進めている。1つのゲームがリリースされるまでわずか数日で、フィードバックのデータが思わしくなければ思い切って配信を停止する。ミニゲーム市場の生産サイドにおける最大の特徴は、模倣と組み合わせ、ペースの速いバージョンアップ、データによる方針決定だ。世界中のどこでもそうであり、中国でも他の国でも変わらない。今はまだ権利を侵害するケースがあまり見受けられないのは、著作権の『表現を保護するものであり、アイディアを保護するものではない』という原則と関係があるとみられる」と分析した。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年9月30日

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