中国の大部分の地域で晴天が続き、作物の収穫や天日干しに最適な爽やか秋晴れとなって、収穫がさらに加速している。中国農業農村部(省)が17日に発表した収穫状況によると、現時点で、中国全土の秋に収穫する食糧を栽培している田畑全体の75.7％に当たる約6586万6667ヘクタールで収穫が完了している。
安徽省潁上県では、約4万8000ヘクタールの田んぼの収穫をまもなく終えようとしている。同県は今年、全てのコンバインにロスを減らすための設備を搭載し、ロス率が平均1.6％まで低減した。
吉林省は今年、効率的で、スマート、高精度な作業ができる農機具を大々的に導入。トウモロコシのもぎ取り、皮むき、さらに藁化して畑に戻すまでの全ての過程の機械化を実現している。
山東省慶雲県は今年、田畑の暗渠パイプを使った排水・灌漑新技術を採用し、節水や土壌への塩類集積を防ぐという目的を達成し、アルカリ土壌の田んぼで収穫量に優れたイネの栽培に成功した。約400ヘクタールの田んぼのイネが今、収穫期を迎えている。
農業農村部の最新の収穫状況によると、中国全土で現在、冬小麦の種まきの進捗度が約40％となっている。（編集KN）
「人民網日本語版」2022年10月19日
