新疆維吾爾(ウイグル)自治区人民政府新聞弁公室が17日夜に開いた新型コロナウイルス対策をめぐる記者会見で、同自治区農業農村庁の李晶副庁長が記者の質問に答えた。中国新聞網が報じた。
李副庁長によると、当自治区は間もなく、綿花の収穫期に入る。新型コロナウイルス感染症の影響を克服し、綿花の収穫をスムーズに進めるために、同庁は事前に計画を立て、保障対策を細分化、具体化し、各地の状況を何度もチェック、調整しているという。自治区全域の綿花は全体的に見て順調に育っており、収穫機約7000台のメンテナンスが完了している。昨年よりも約600台多く、区を跨ぐ作業の準備も万全で、収穫の機械化のニーズを満たすことが可能となっている。今年の綿花収穫の機械化率は80%以上に達すると予想されている。
李副庁長によると、「当自治区は中国最大の高品質の綿を生産する拠点で、中国で唯一のロングステープルコットンの生産地。綿花の総生産量、収穫率、商品調達量は28年連続で全国トップ」という。
また、中国農業発展銀行・新疆支店の劉彬副頭取によると、同銀行は新年度の綿花買付関連の各種準備を全力で進めており、資金500億元(1元は約20.4円)を事前調達。綿花買付の市場シェアは60%以上をキープする見込みで、買付事業が秩序よく展開されるようサポートする体制を整えている。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年9月19日