中国が独自に設計・建造した初の深海1万メートル向けの掘削に使用される超深水科学調査船「大洋掘削船」のメイン船体が18日、広州市南沙区で完成した。これは中国が深海探査分野の重要設備の建設で鍵となる一歩を踏み出したことを示している。新華社が伝えた。
中国地質調査局によると、大洋掘削船は自然資源部(省)中国地質調査局に所属し、中船集団第708研究所が設計し、中船黄埔文沖船舶有限公司が建造したもので、設計排水量は4万2000トンで、世界の全海域での作業能力と1万メートルを超える海域の掘削能力を持つ。大洋掘削船は10種類の先進的な設備を搭載する計画で、海洋研究の全分野をカバーする9大実験室を形成するとともに、世界一流基準の古地磁気学とスーパークリーン実験室を初めて建設する。全体的な設備及び総合作業能力は世界トップ水準にある。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月19日