有人潜水船「深海勇士」号
有人潜水船支援母船「探索2号」が25日、有人潜水船「深海勇士」号を搭載し海南省三亜市に帰還した。大深度・原位置科学実験ステーションの海底設置試験を完了した。中央テレビニュースが伝えた。
同航行段階の主要任務は、中国科学院の戦略的先導科学技術特定プロジェクト「深海深淵スマート技術及び海底原位置科学実験ステーション」が開発する設備の海上試験任務の遂行と国家重点研究開発計画関連プロジェクトの重要技術の検証作業。試験参加設備には海底基地局、原位置実験室、水中グライダーなどが含まれる。
11日にも及ぶ航行段階において、「深海勇士」号は500回目の潜水を行った。最大潜水深度は1450メートルで、水中で9時間の作業を終えると順調に母船の「探索2号」に戻った。
「深海勇士」号は2017年8月以降、高風浪階級、高頻度、高強度深海作業の試練を乗り越え、南中国海、南西インド洋、西太平洋マリアナ海溝などの海域で41回の航行段階の任務を順調に遂行した。科学研究院・所、大学、企業などを含む中国内外の61機関の227人が前後して潜水作業に参加し、海底で深海科学調査研究、設備の海上試験、水中捜索、緊急回収・救援などの任務を実施した。統計によると、「深海勇士」号の全500回の潜水の平均水中時間は8時間17分で、うち最長の作業時間は12時間53分。平均潜水深度は1957メートルで、最大潜水深度は4546メートルに達した。（編集YF）
「人民網日本語版」2022年10月28日
