秦剛外交部長(外相)は11日、アフリカ連合(AU)委員会のファキ委員長との共同記者会見に臨んだ。新華社が伝えた。
第2回米国アフリカサミットについて見解を問われた秦部長は「中国と米国は共に国連安保理常任理事国であり、世界の平和・安全・発展に対して重大な責任を負っている。中米関係は競争関係や勝つか負けるかのゼロサムゲームであるべきではない。中米は尊重し合い、平和的に共存し、協力・ウィンウィンを図るべきであり、第三国の利益を損なうべきではない。これこそが時代の進歩の潮流に合い、国際社会の一致した期待に沿っている」と指摘。
「アフリカが必要としているのは団結と協力であり、陣営対立ではない。アフリカ諸国に陣営選択を強いる権利は、いかなる国にも、いかなる者にもない。アフリカは国際協力の大舞台であるべきで、大国間の競争の場ではない。どの国であれ、アフリカの平和と発展の実現を誠心誠意手助けするのでさえあれば、我々は喜ばしいことだと考える。我々はまた、アフリカの友人達が望むのであれば、どの国ともアフリカで三国間または多国間協力を実施し、アフリカの発展と振興のために共により大きな貢献を果たすことを望んでいる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年1月13日