2022年11月21日、習近平国家主席は国連と中国の宇宙探査とイノベーションのグローバルパートナーシップに関するシンポジウムに寄せた祝賀メッセージで、「宇宙探査には果てがない。中国は各国と共に、交流や協力を強化し、共同で宇宙の神秘を探り、宇宙空間を平和的に利用し、宇宙技術が世界各国の人々により良く幸福をもたらす後押しをしたいと考えている」とした。
過去最多となる年64回のロケット打ち上げ、宇宙ステーション「天宮」の完成、新たな鉱物「嫦娥石」の月での発見など、中国は過去1年間に宇宙に新たな足跡を残し、質の高いイノベーションによって質の高い発展を先導した。中国人は宇宙探査の歩みをさらに着実に、かつ遠くまで届くものにしつつある。
人類には、いつか地球-月系を出て惑星間の領域に足を踏み入れる日が来るだろう。そして中国は必ず平和と協力という「和合」の理念を堅持して、新たな道のりのために力を結集していく。
中国国家航天局の張克倹局長は今後の月探査について、「我が国は引き続き月探査プロジェクトを実施していく。探査機『嫦娥6号』を打ち上げ、月の南極付近でのサンプルリターンを達成する。次いで探査機『嫦娥7号』を打ち上げ、月の南極付近への高精度の着陸と月の裏側の探査を達成する。さらに『嫦娥8号』ミッションの主要技術の難関攻略を達成し、関係する国際機関や国際協力パートナーと共に国際月探査ステーションを建設する」と説明した。(編集NA)
「人民網日本語版」2023年4月27日