中国で7番目に大きい砂漠である庫布其(クブチ)砂漠は、2014年、国連環境計画(UNEP)によって「世界生態経済実証エリア」に指定された。また、庫布其砂漠の生態環境改善は、中国の「グリーンな発展」の代名詞にもなっている。内蒙古(内モンゴル)自治区鄂爾多斯(オルドス)市杭錦(ハンギン)旗にある庫布其砂漠億利生態管理区は、数年前から、砂漠緑化事業において目覚ましい成果をあげており、苗木の植え付けも増え続けている。長年にわたる管理が実を結び、庫布其砂漠から黄河に流入する土砂の量は8割減少し、「砂進人退(砂漠化が進み、人が追い出される)」から「緑進砂退(緑地化が進み、砂漠が後退する)」という歴史的な転換を遂げている。新華網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2023年6月1日