国内最大のエンジンメーカーの濰柴動力とこちらも国内最大の商用車メーカーの福田汽車が4日に北京で、新たな戦略協力合意に調印した。双方は今後、それぞれのトップ技術を利用して自動車用ガソリン基準「国V」と「国VI」に対応した重トラックを共同開発する。顧客に質の高い製品を提供するだけでなく、生態環境の改善にも力を入れるという。「科技日報」が伝えた。
調印式に際して、福田汽車の王金玉総経理(社長)は次のように述べた。福田汽車と濰柴動力の協力は深さの点で段階的に増強をはかるだけでなく、広さの点でも継続的に拡大をはかるものだ。双方は「欧曼」ブランドの重トラックの共同開発に続き、バス、ポンプ装置など多くの分野でも全面的な協力を進めていく。
濰柴動力の譚旭光董事長(会長)兼最高経営責任者(CEO)によると、福田汽車は濰柴動力の最も親密な戦略的協力パートナーであり、双方の関係は単なる補足的な関係ではなく、多くの分野やさまざまなレベルで深く協力を進めており、有名ブランド同士が「強強連合」を形成し、ともに発展を遂げるモデルになっている。濰柴動力は今後、福田汽車の第一の戦略的サプライヤーとして、製品に軸足を置き、コスト、技術、品質という3つの中核的競争力の構築に力を入れ、福田汽車が新たな競争の中でより大きな発展を遂げるよう支援していくという。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年5月7日