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早稲田大学孔子学院設立10周年

人民網日本語版 2017年12月01日16:16

11月30日、世界初の「研究型」孔子学院である「早稲田大学孔子学院」の設立十周年記念セレモニーが開催され、在日本中国大使館の程永華大使、早稲田大学の鎌田薰総長、北京大学の田剛副学長ら、中日両国から約150人が出席した。人民日報が報じた。

2007年に世界初の「研究型」孔子学院として設立された「早稲田大学孔子学院」はここ10年、早稲田大学と北京大学の大学院生共同育成、学術会議開催、「孔子学院」の雑誌編集(中国語・日本語版)、学術著作の刊行、各種文化交流活動企画などを通して、ハイレベルな中日教育文化研究交流活動を展開してきた。

中日友好の基礎は民間にあり、中日関係の前途も両国の国民が握っている。鎌田総長は、「孔子学院は、日中両国の学生が相互理解を深め、日中両国の友好関係発展を促進し、人類運命共同体を構築する点で、重要な役割を果たしている。今後、早稲田大学孔子学院は革新的教育研究活動を展開することで、日中間の交流・協力を引き続き促進していく」と語った。田副学長も、「今後、早稲田大学と協力して孔子学院を健全に運営し、両国の民間交流を促進していく」とした。

中日は互いにとって重要な隣国で、両国関係の長期にわたる健全で安定した発展は、両国の国民の利益にマッチし、地域の平和と安定にも寄与する。程大使はスピーチの中で、「日本の若者には、できるだけ中国や中日関係のことを理解し、中日両国が今後どのように平和な協力を実現し、共に発展すればよいかを真剣に考え、実際の行動で中日友好のために貢献してほしい」と語った。

早稲田大学法学部4年の高橋豪さんは、孔子学院設立10周年セレモニーが開催されることを知り、すぐに参加を申し込んだ。高橋さんは以前、北京大学に1年留学した経験があり、もうすぐ「朝日新聞」に就職する。「中国のことを知り、理解する窓口を提供してくれた孔子学院にはとても感謝している。今後は記者として中国を訪問し、日本人に客観的、かつ正確に中国のことを紹介して、日中間の交流を深めていけることを願っている」と高橋さん。

セレモニー会場では、19センチのロボットが流ちょうな中国語で、同校の教授と交流するシーンがあり、話題となった。早稲田大学孔子学院は現在、日本の関連企業と密切に連携しており、間もなくこのミニロボットが中国語の授業に採用されるという。

同日、早稲田大学では写真展も開催され、孔子学院が設立されてからの10年間を振り返ったほか、同学院が刊行した十数冊の学術著書、数十冊の雑誌などが展示された。

早稲田大学と中国の交流には100年以上の歴史がある。現在、早稲田大学には中国人留学生が約3000人在籍しており、留学生全体の60%を占めている。また、早稲田大学では、約1万人の日本人学生が中国語を選択科目として学んでいる。そして、中国へ留学する早稲田大学の日本人学生も年々増えている。(編集KN)

「人民網日本語版」2017年12月1日

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