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東アジア大会で中国陸上が日本を圧倒 (2)

 東アジア大会における陸上種目は、競技層の意味からいえば確かに世界陸上やアジア大会などの大きな大会には及ばないが、中日というこのライバル同士からすれば、交流と切磋琢磨という意味で決して軽視できない大会だ。「もしも、中日両国が最強の選手を出場させれば、東アジア大会の陸上種目でほかの国は基本的にどこも金メダルを取れる可能性がなくなるだろう」。中国国家体育総局の陸上管理センターの馮樹勇副センター長は大会前に行ったこの「予言」は、3日間の大会でほぼ完全に証明された。本大会期間中、中国と日本は最強の布陣を出していないにもかかわらず、手堅く陸上種目メダルランキングで上位2つの位置を占めた。韓国陸上が落ち目の今、「中国と日本で割拠」している東アジア陸上やアジア陸上の局面がかなりの期間続いている。

 馮副センター長は、今大会での成績は中国陸上選手たちの本来の力を反映していないとみている。「ひとつには、中国選手は中国国内の重要な全国大会を終えたばかりで、調整状態にあったので、ベストコンディションとはいえなかった。ふたつ目には、一部の種目でエントリーしていた選手人数が条件に合っていなかった。女子の投擲、短距離走など一部の種目が取り消されている。しかもこれらの種目はほとんど中国が得意とするものばかりだ」と馮副センター長は語った。

 次の戦場はアジア大会

 2カ月前の世界陸上モスクワ競技選手権大会の期間中、日本の記者が中国選手すべての資料をもらいに来た。また中国の記者に翻訳を手伝ってほしいといってきた。その理由は2014年インチョンで行われるアジア大会の陸上種目での中国と日本の競い合いに間に合わせたいという。両国はともに相手をライバル視しており、来年のアジア大会では激しい競い合いになることは免れないだろう。

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